2025年01月14日
こんにちは!
草がボサボサの土地ってよく見ますよね。
私たちはそれを綺麗にすることが仕事なわけですけど、実は草むらの中ってめちゃくちゃゴミがあるって知っていましたか?
作業しているとすぐ気付きますけど、ほとんどの草むらはゴミだらけなんです!
ビン、缶、ペットボトル、弁当の容器、レジ袋、タイヤ、鉄パイプ、ロープ、ワイヤーなど、ごみ箱のごとく大量のゴミがあります。
特に大通りに面した土地なんて最悪です。風通しが良い土地が多く強風でどこからか飛んできてしまうようなパターンもあるでしょうが、私が思うに大型車が窓から捨てまくってます。
皆さん「割れ窓理論」って聞いたことありますか?
たった1枚の割れガラスを放置すると、いずれは町全体が荒れてきてしまうという理論です。
綺麗なところを汚すと罪悪感が湧くけど、汚いところを汚しても罪悪感は湧かないという人間心理を表しています。
まさに草むらのゴミもこの理論だと思います。
そもそも、草がボサボサな時点で汚いところですし、ゴミがたくさん見えている状態なら尚更です。人間心理として、そんな土地はゴミ箱にように感じてしまうんでしょうね。
この「割れ窓理論」の心理を感じることが他にもあります。
区画整理された住宅街、例えば木更津市大久保。
この地域は古い住宅街なので、お庭に植木を植えているお宅がとても多いです。
そんな大久保地域を歩いてみると感じますが、お庭が綺麗な家の隣の家も綺麗、そのまた隣も綺麗、その隣も・・・と奇麗は連鎖します。
一方、連鎖が終わりお庭が荒れた家が出現すると、その隣の家も荒れている、そのまた隣も荒れている、その隣も・・・と荒れているお庭が連鎖しています。
これって、周囲のお宅が綺麗だから自宅が汚いことに罪悪感を感じ、反対に周囲のお宅が荒れているから自宅が荒れても罪悪感を感じない。まさに、いずれは町全体が荒れる「割れ窓理論」だと思います。
でも、大久保地域の場合は高齢化が著しくて綺麗にしたくてもできないお宅が多いので仕方がなく、大通り沿いの空き地と同列には語れませんが・・・。
そんなわけで、たった60坪くらいの土地でも、45L袋が5袋、プラスで袋に入らない大物や長物がそれなりに集まってしまうこともあります。
で、このゴミってどうするの?ってお話しです。
私たちとしては、ゴミ拾い自体に時間も掛かりますし、袋代、処分代なども掛かりますが、お見積もりの際に「ゴミ回収費」や「ゴミ運搬処分費」などは提示していません。
理由はいくつかあって↓
①草がボサボサ過ぎてゴミの種類や量が事前にわからない
②お客さまが「ゴミ回収費って大げさじゃない?」となる
③許認可の問題でお金をもらって運搬処分できない
こんな感じです。①と②は頑張れば解決できそうな問題ですが、③はどうにもなりません。
この「ゴミ」に関する許認可について、闇というか既得権益というか・・・いつかはブログで書きたいと思っています。ゴミって難しい問題なんですよね。グレーな業者も山ほどいますし。
話しを戻します。
こうなると、本来ゴミは現場に置いていくのが正解だと思います。
お見積りにも含まれていませんし、厳密にはお客さまの所有物なわけですし・・・。
でも、ゴミはゴミです。お客さまもいらないでしょうし、なによりせっかく綺麗に草刈りをしたのに仕上がりがゴミだらけでは我々もガッカリです。
なので、ファミリーサポートではどの現場でも綺麗にゴミ拾いをして持ち帰っています!施工例で確認してみてください。
知り合いの造園業者さんのなかには「ゴミ拾いはうちの仕事じゃない」「ゴミ拾いは頼まれていない」と言ってそのままにしていく方も実際にいます。
本当はこれが正解なのかもしれませんけど、やっぱり気になりますし、施工後の写真を綺麗に撮りたいという個人的なこだわりもあります(笑)
あ、でも、さすがにドでかいものとかは置いて帰りますよ。
最近あったのは未使用のコンクリ製のU字溝とか、モルタルが詰まったドラム缶とか。
そういったものは持ち帰れません。
が、なるべく隅に寄せるなどの努力はしています(笑)
せっかく頑張った草刈りも残されたゴミの有無で印象がガラッと変わってしまいます。
ファミリーサポートでは、そのあたりも意識高く取り組んでおりますので、お困りの際には是非ともお声掛けください!
また、ご検討の際には施工例もご覧いただけると嬉しいです。